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2008.07.03
教授と貴族と平八郎(part73スレ)
303 :1 :sage :2007/11/08(木) 07:50:04 (p)ID:caduqLEn(8)
大学時代にたまたま知己を得た先生から直接聞いた話です。
この先生は家系をたどれば河野水軍に行き着き、
祖父の代には子爵だったという家柄のお方でした。
調べればすぐわかるんですが、一応ここではI先生とします。
私がお会いしたときはすでに引退しておられましたが、
現役の時にはベストセラーになったものも含め
何冊も本を出された経済学の大家でいらっしゃいました。
そのI先生がイギリスで講演をなさった時のお話です。
イギリスの空港について入国審査の列に並んでいると、
スーツ姿の男がスッと横に来て、「ロード・I、どうぞこちらへ」と言うんだそうです。
「いや、入国審査をしないと」と答えると
「ええ、しかし貴族の方には専用のゲートがあります」
と言いだすので先生は面食らってしまいました。
「何かの間違いでしょう。私はただの一般市民です」
「いいえ、あなたは子爵です。たとえ日本で貴族制度がなくなったとしても、
ここイギリスでは子爵の家の方は子爵なのです」だそうで。
304 :2 :sage :2007/11/08(木) 07:51:10 (p)ID:caduqLEn(8)
これは講演の後の話ですが、イギリスの田舎を
ご夫婦でのんびり回る計画だったI先生、
ずっと黒服がついてくるのに閉口したそうです。
「やめてくれ」と言っても「日本の子爵に万が一のことがあったら英国の恥、
ひいては英王家の恥」と絶対離れない。
おまけに行く先々で村長だ議員だに会食を申し込まれ、
土産物屋に行ってもパブに行っても店に飾るから一緒に写真をとってくれだの
ぜひ記念の品をいただきたいだので、とてものんびりする雰囲気ではない。
何より困ったのが、宿の部屋を勝手に最高級のものに変えられてしまうこと。
当初の予定の5倍近くの出費となってしまい、日本に帰ってから大変だった、
とおっしゃっておられました。
さて話を戻して、
I先生の講演は英海軍の将校クラブだかの依頼だったので
会場も海軍の将校専用の建物だったのですが、その玄関ホールに入ってすぐのところに
英海軍の栄光の歴史を彩る品々が展示されていたそうです。
最初にあったのが古ぼけた二角帽で、聞けばかのネルソン提督の遺品とのこと。
しかし二番目に並んでいるのが日本刀で、不思議に思ったI先生が尋ねると、
(軍刀だったかもしれません。ちょっと記憶が曖昧)
「これはアドミラル・トーゴーから我がロイヤル・ネイビーに贈られた刀です」とのこと。
「英海軍ゆかりの品々の中に日本の提督のものがあるとは少し不思議ですね。
しかもあのネルソン提督の隣とは」
とI先生が漏らすと、案内係の人(この人も将校)は実に不思議そうな顔をして
「偉大なアドミラル・トーゴーから刀を贈られたのは我がロイヤル・ネイビーの誇りです。
そしてその品を収めるべき場所は我がロイヤル・ネイビーの誇る
偉大なアドミラル・ネルソンの隣以外にはありえません」
てなことを言われたそうで、I先生は東郷平八郎はイギリスでも有名なのか、と驚いたそうです。
しかしすぐに英海軍の東郷への敬意が
そんな生易しいものではないことを思い知らされるのですが。
305 :3 :sage :2007/11/08(木) 07:51:47 (p)ID:caduqLEn(8)
本番の講演にて。
I先生を含む数人が順に講演する形式だったのですが、
先生がトリでその前がなんと当時の首相サッチャー。
普通こういう場では偉い方が後なので「何かの間違いでは」と慌てたら、
やはりそこも貴族制のイギリスならでは、
(イギリスでは)爵位のある先生と首相とは言え平民のサッチャーでは「身分が違う」からだそう。
で、先生の講演の前に略歴などの紹介があるんですが、
「ヴァィスカウント・Iは日本で800年以上に渡ってネイビーであった家柄であり…」
(河野「水軍」を訳すと「ネイビー」だそう。ちなみに先生のお兄様も日本海軍の士官で、
先生も士官学校を受験したものの体が弱く落ちてしまったそうです)
との紹介に聴衆(全員が英海軍将校)がどよめいたそうです。
あとで先生が聞いたら、紹介が半分誤解されて、
まず800年前という中世から日本にネイビーがあり(!)
(今貴族ということは)その時代から続く貴族で(!)
しかも代々ネイビーということは日本海軍における超名家なのか(!)、
と何重もの驚きだったのだろう、とのことだそうです。
で、無事講演も終わった後、その英海軍将校クラブだか主催のパーティがあったそうです。
会場は英海軍の建物の中でも貴族以上の身分の人間しか入れないところで、
いくつも配置された大き目の円テーブルのそれぞれに座れる爵位が決まっている。
ここは伯爵、こっちは男爵、などなどで、一つだけ空いているのは女王用、とのこと。
I先生も子爵用のテーブルにつき、食事を頂かれたのですが、
隣の席に座っておられたかなりお年を召したイギリスの子爵の方が、
「ロード・I、日本の海軍の名家の方と同席できて喜ばしく思います。
ロイヤル・ネイビーの者は日本海軍に大きな敬意を抱いています。
とりわけアドミラル・トーゴーは私にとっても特別な存在なのです」
と、感慨深そうに子供の頃の思い出を語って下さったそうです。
306 :4 :sage :2007/11/08(木) 07:52:30 (p)ID:caduqLEn(8)
以下そのイギリスの子爵の方の回想。
「あの時私は10歳でした。まだ幼かったとは言え、私の父は将軍であり、
いずれ私もそうなるのですから、日本とロシアの戦争の行方をずっと気にしていました。
もっと正確に言えば、同盟国である日本が敗れた後のことを気にしていたのです。
あの日の前夜も、私はそんなことを思いながらベッドに入りました。
日本の艦隊とロシアのバルチック艦隊が近々決戦するかもしれないということで
父はもうしばらく帰っていませんでしたし、もうまもなくロシアにアジアの覇権を握られる、
そうすれば我が大英帝国はどうなるだろう、と幼いながら不安を抱いていたのです。
今でもはっきり覚えています。
あの素晴らしい日の朝、私は執事の呼ぶ声に起こされたのです。
『ロード、ロード、起きなさい』
まだ眠いのにうるさいな、まずそう思ったことを覚えています。
『うるさいな、どうしたというんだ』
『日本とロシアの艦隊が対馬沖で戦闘をしたのです』
『そんなのわざわざ起こすようなことじゃないだろう。それでロシアが勝ったんだろう?』
『違います。日本が勝ったのです』
『なにっ!』
ベッドの上に跳ね起きたのを覚えています。まさかそんなことが起こるなんて、
夢にも思っていませんでした。しかし私の驚きはそんなものでは終わりませんでした。
『今朝方、お父上が急使をよこしたのです。ロード、バルチック艦隊は全滅しました』
『全滅!あのバルチック艦隊が!』
『ロード、それだけではありません。バルチック艦隊を撃滅した日本の艦隊は、
まったくの無傷だそうです』
私は絶句してしまいました。我がロイヤル・ネイビーでさえ何度も苦い思いをさせられた、
当時世界で最強とも思われたあのいまいましいバルチック艦隊が、
相手に何の損害を与えることもできずに全滅した、そんなことがありうるなんて。
死者が甦ったと言われた方がまだ信じられたでしょう。
307 :5 :sage :2007/11/08(木) 07:53:20 (p)ID:caduqLEn(8)
『その日本の艦隊はどんな天才が率いていたのだ?』
『アドミラル・トーゴーという男です』
アドミラル・トーゴー!その名前は以来私の心にずっと刻まれています。
失礼ながら、私は我が大英帝国が栄光ある孤立を捨て日本と同盟を結んだことを
はなはだしい愚行だと思っていました。
野蛮なアジアの未開国と誇り高き我が大英帝国が対等の立場であるなどと!
しかし、あの時私はあまりにも幼稚であったことを思い知りました。
アドミラル・トーゴーのような天才が生まれた国が、野蛮な未開国であろうはずがない。
それどころか、我々こそがこの偉大な国を尊敬し教えを請うべきなのだ、と。
ロード・I、それからの80年、私の日本に対する敬意が薄れたことは一度もありません。
たとえその後の戦争に敗れようとも日本は常に誇り高く偉大でありましたし、
戦争に勝った我々が今日のような苦境にあえいでいるのに
負けた日本は以前よりずっと大きな繁栄を手にしているではありませんか。
ロード・I、日本はこれまでも、これからも、
我々の誇るべき友人であり、偉大な師であるのです。
そのような日本の、それもアドミラル・トーゴーに連なる海軍の血筋の方と
列席できたことは、私にとって生涯の喜びです」
こう語りながら、老子爵が『アドミラル・トーゴー』と口にするたびに
本当に子供に戻ったように目を輝かせるのが印象的だった、
とI先生はおっしゃっておられました。
考えてみたら(最初に書いた)護衛の黒服も招聘元の英海軍がつけたものだろうし、
私にというより日本海軍への彼らの敬意の表れだったのかもしれない、
だとしたら邪険にしたのは悪かったかもしれないねえ、とも。
とは言えたかが一学者が分不相応な歓待を受けるのはよろしくないし、
第一金がかかってしかたなかった、経済学者が破産したんじゃ洒落にもならない、
ということでI先生はそれ以来イギリスには行っていないそうです。
308 :おさかなくわえた名無しさん :sage :2007/11/08(木) 07:53:51 (p)ID:caduqLEn(8)
下手な長文で本当にすいません。
直接うかがったときは、イギリス貴族の世界とかが垣間見えて
また英海軍の日本と東郷平八郎への強い敬意が伝わってきて感動したんですが…。
先生のお話の面白さの半分も伝わっていないと思います。
お目汚し、大変失礼いたしました。
**********
319 :303 :sage :2007/11/08(木) 09:19:05 (p)ID:caduqLEn(8)
一つだけ、スレ違いの爵位びいきの方の話なんですが、つけたしで。
I先生が呼ばれたように、本物の貴族に対する敬称は『ロード』だそうで、
『サー』というのは失礼なんだそうです。それはもっと下の位の者への敬称だとか。
また、同じく本物の貴族の人々に対して『レディース・アンド・ジェントルメン』
と呼びかけるのは失礼どころか侮辱にあたるそうです。
というのは『ジェントルマン』は貴族ですらない身分の者だから。
貴族に対しては決まった言い方があるそうで、それも先生から教わったんですが
不覚にも忘れてしまいました。
確か『ノーブル・アンド・なんとか』だったと思うんですが…。
まあ本当にスレ違いなのでここら辺でやめておきます。
失礼をいたしました。
大学時代にたまたま知己を得た先生から直接聞いた話です。
この先生は家系をたどれば河野水軍に行き着き、
祖父の代には子爵だったという家柄のお方でした。
調べればすぐわかるんですが、一応ここではI先生とします。
私がお会いしたときはすでに引退しておられましたが、
現役の時にはベストセラーになったものも含め
何冊も本を出された経済学の大家でいらっしゃいました。
そのI先生がイギリスで講演をなさった時のお話です。
イギリスの空港について入国審査の列に並んでいると、
スーツ姿の男がスッと横に来て、「ロード・I、どうぞこちらへ」と言うんだそうです。
「いや、入国審査をしないと」と答えると
「ええ、しかし貴族の方には専用のゲートがあります」
と言いだすので先生は面食らってしまいました。
「何かの間違いでしょう。私はただの一般市民です」
「いいえ、あなたは子爵です。たとえ日本で貴族制度がなくなったとしても、
ここイギリスでは子爵の家の方は子爵なのです」だそうで。
304 :2 :sage :2007/11/08(木) 07:51:10 (p)ID:caduqLEn(8)
これは講演の後の話ですが、イギリスの田舎を
ご夫婦でのんびり回る計画だったI先生、
ずっと黒服がついてくるのに閉口したそうです。
「やめてくれ」と言っても「日本の子爵に万が一のことがあったら英国の恥、
ひいては英王家の恥」と絶対離れない。
おまけに行く先々で村長だ議員だに会食を申し込まれ、
土産物屋に行ってもパブに行っても店に飾るから一緒に写真をとってくれだの
ぜひ記念の品をいただきたいだので、とてものんびりする雰囲気ではない。
何より困ったのが、宿の部屋を勝手に最高級のものに変えられてしまうこと。
当初の予定の5倍近くの出費となってしまい、日本に帰ってから大変だった、
とおっしゃっておられました。
さて話を戻して、
I先生の講演は英海軍の将校クラブだかの依頼だったので
会場も海軍の将校専用の建物だったのですが、その玄関ホールに入ってすぐのところに
英海軍の栄光の歴史を彩る品々が展示されていたそうです。
最初にあったのが古ぼけた二角帽で、聞けばかのネルソン提督の遺品とのこと。
しかし二番目に並んでいるのが日本刀で、不思議に思ったI先生が尋ねると、
(軍刀だったかもしれません。ちょっと記憶が曖昧)
「これはアドミラル・トーゴーから我がロイヤル・ネイビーに贈られた刀です」とのこと。
「英海軍ゆかりの品々の中に日本の提督のものがあるとは少し不思議ですね。
しかもあのネルソン提督の隣とは」
とI先生が漏らすと、案内係の人(この人も将校)は実に不思議そうな顔をして
「偉大なアドミラル・トーゴーから刀を贈られたのは我がロイヤル・ネイビーの誇りです。
そしてその品を収めるべき場所は我がロイヤル・ネイビーの誇る
偉大なアドミラル・ネルソンの隣以外にはありえません」
てなことを言われたそうで、I先生は東郷平八郎はイギリスでも有名なのか、と驚いたそうです。
しかしすぐに英海軍の東郷への敬意が
そんな生易しいものではないことを思い知らされるのですが。
305 :3 :sage :2007/11/08(木) 07:51:47 (p)ID:caduqLEn(8)
本番の講演にて。
I先生を含む数人が順に講演する形式だったのですが、
先生がトリでその前がなんと当時の首相サッチャー。
普通こういう場では偉い方が後なので「何かの間違いでは」と慌てたら、
やはりそこも貴族制のイギリスならでは、
(イギリスでは)爵位のある先生と首相とは言え平民のサッチャーでは「身分が違う」からだそう。
で、先生の講演の前に略歴などの紹介があるんですが、
「ヴァィスカウント・Iは日本で800年以上に渡ってネイビーであった家柄であり…」
(河野「水軍」を訳すと「ネイビー」だそう。ちなみに先生のお兄様も日本海軍の士官で、
先生も士官学校を受験したものの体が弱く落ちてしまったそうです)
との紹介に聴衆(全員が英海軍将校)がどよめいたそうです。
あとで先生が聞いたら、紹介が半分誤解されて、
まず800年前という中世から日本にネイビーがあり(!)
(今貴族ということは)その時代から続く貴族で(!)
しかも代々ネイビーということは日本海軍における超名家なのか(!)、
と何重もの驚きだったのだろう、とのことだそうです。
で、無事講演も終わった後、その英海軍将校クラブだか主催のパーティがあったそうです。
会場は英海軍の建物の中でも貴族以上の身分の人間しか入れないところで、
いくつも配置された大き目の円テーブルのそれぞれに座れる爵位が決まっている。
ここは伯爵、こっちは男爵、などなどで、一つだけ空いているのは女王用、とのこと。
I先生も子爵用のテーブルにつき、食事を頂かれたのですが、
隣の席に座っておられたかなりお年を召したイギリスの子爵の方が、
「ロード・I、日本の海軍の名家の方と同席できて喜ばしく思います。
ロイヤル・ネイビーの者は日本海軍に大きな敬意を抱いています。
とりわけアドミラル・トーゴーは私にとっても特別な存在なのです」
と、感慨深そうに子供の頃の思い出を語って下さったそうです。
306 :4 :sage :2007/11/08(木) 07:52:30 (p)ID:caduqLEn(8)
以下そのイギリスの子爵の方の回想。
「あの時私は10歳でした。まだ幼かったとは言え、私の父は将軍であり、
いずれ私もそうなるのですから、日本とロシアの戦争の行方をずっと気にしていました。
もっと正確に言えば、同盟国である日本が敗れた後のことを気にしていたのです。
あの日の前夜も、私はそんなことを思いながらベッドに入りました。
日本の艦隊とロシアのバルチック艦隊が近々決戦するかもしれないということで
父はもうしばらく帰っていませんでしたし、もうまもなくロシアにアジアの覇権を握られる、
そうすれば我が大英帝国はどうなるだろう、と幼いながら不安を抱いていたのです。
今でもはっきり覚えています。
あの素晴らしい日の朝、私は執事の呼ぶ声に起こされたのです。
『ロード、ロード、起きなさい』
まだ眠いのにうるさいな、まずそう思ったことを覚えています。
『うるさいな、どうしたというんだ』
『日本とロシアの艦隊が対馬沖で戦闘をしたのです』
『そんなのわざわざ起こすようなことじゃないだろう。それでロシアが勝ったんだろう?』
『違います。日本が勝ったのです』
『なにっ!』
ベッドの上に跳ね起きたのを覚えています。まさかそんなことが起こるなんて、
夢にも思っていませんでした。しかし私の驚きはそんなものでは終わりませんでした。
『今朝方、お父上が急使をよこしたのです。ロード、バルチック艦隊は全滅しました』
『全滅!あのバルチック艦隊が!』
『ロード、それだけではありません。バルチック艦隊を撃滅した日本の艦隊は、
まったくの無傷だそうです』
私は絶句してしまいました。我がロイヤル・ネイビーでさえ何度も苦い思いをさせられた、
当時世界で最強とも思われたあのいまいましいバルチック艦隊が、
相手に何の損害を与えることもできずに全滅した、そんなことがありうるなんて。
死者が甦ったと言われた方がまだ信じられたでしょう。
307 :5 :sage :2007/11/08(木) 07:53:20 (p)ID:caduqLEn(8)
『その日本の艦隊はどんな天才が率いていたのだ?』
『アドミラル・トーゴーという男です』
アドミラル・トーゴー!その名前は以来私の心にずっと刻まれています。
失礼ながら、私は我が大英帝国が栄光ある孤立を捨て日本と同盟を結んだことを
はなはだしい愚行だと思っていました。
野蛮なアジアの未開国と誇り高き我が大英帝国が対等の立場であるなどと!
しかし、あの時私はあまりにも幼稚であったことを思い知りました。
アドミラル・トーゴーのような天才が生まれた国が、野蛮な未開国であろうはずがない。
それどころか、我々こそがこの偉大な国を尊敬し教えを請うべきなのだ、と。
ロード・I、それからの80年、私の日本に対する敬意が薄れたことは一度もありません。
たとえその後の戦争に敗れようとも日本は常に誇り高く偉大でありましたし、
戦争に勝った我々が今日のような苦境にあえいでいるのに
負けた日本は以前よりずっと大きな繁栄を手にしているではありませんか。
ロード・I、日本はこれまでも、これからも、
我々の誇るべき友人であり、偉大な師であるのです。
そのような日本の、それもアドミラル・トーゴーに連なる海軍の血筋の方と
列席できたことは、私にとって生涯の喜びです」
こう語りながら、老子爵が『アドミラル・トーゴー』と口にするたびに
本当に子供に戻ったように目を輝かせるのが印象的だった、
とI先生はおっしゃっておられました。
考えてみたら(最初に書いた)護衛の黒服も招聘元の英海軍がつけたものだろうし、
私にというより日本海軍への彼らの敬意の表れだったのかもしれない、
だとしたら邪険にしたのは悪かったかもしれないねえ、とも。
とは言えたかが一学者が分不相応な歓待を受けるのはよろしくないし、
第一金がかかってしかたなかった、経済学者が破産したんじゃ洒落にもならない、
ということでI先生はそれ以来イギリスには行っていないそうです。
308 :おさかなくわえた名無しさん :sage :2007/11/08(木) 07:53:51 (p)ID:caduqLEn(8)
下手な長文で本当にすいません。
直接うかがったときは、イギリス貴族の世界とかが垣間見えて
また英海軍の日本と東郷平八郎への強い敬意が伝わってきて感動したんですが…。
先生のお話の面白さの半分も伝わっていないと思います。
お目汚し、大変失礼いたしました。
**********
319 :303 :sage :2007/11/08(木) 09:19:05 (p)ID:caduqLEn(8)
一つだけ、スレ違いの爵位びいきの方の話なんですが、つけたしで。
I先生が呼ばれたように、本物の貴族に対する敬称は『ロード』だそうで、
『サー』というのは失礼なんだそうです。それはもっと下の位の者への敬称だとか。
また、同じく本物の貴族の人々に対して『レディース・アンド・ジェントルメン』
と呼びかけるのは失礼どころか侮辱にあたるそうです。
というのは『ジェントルマン』は貴族ですらない身分の者だから。
貴族に対しては決まった言い方があるそうで、それも先生から教わったんですが
不覚にも忘れてしまいました。
確か『ノーブル・アンド・なんとか』だったと思うんですが…。
まあ本当にスレ違いなのでここら辺でやめておきます。
失礼をいたしました。
おさかなくわえた名無
重箱の隅をほじくって申し訳ないが、教授が受けた学校が海軍士官の養成学校なら「海軍兵学校」だ。士官学校とは陸軍将校を育てる学校だ。ややこしいだろ。
2009/02/12 Thu 22:33 URL [ Edit ]
おまいら英国も「当時、無敵といわれていたスペインの無敵艦隊」を破ったことがあるだろうが
あれを倒したのは海軍というか海賊だ……。
たとえ最強じゃなかったとしても当時のインパクトはすさまじかっただろうな。
有色人種はどんなに抵抗しようと結局白人が勝つし、
殺しても、相手は人間じゃないから悪くない、という考えが普通な世界だったし。
戦闘後、舟が壊れて、海でおぼれかけるロシア兵を、国際法に則り、なるたけ救う。
東郷さん自ら、日本の病院にいたロシア艦長に私服でお見舞いして、お互いの健闘ぶりを称え合う。
ロシア艦長は「負けたのがあなたで良かった」と言ったそうだ。
東郷さんはやっぱりすごいよ。
長くてスマン(´・ω・`)
あれを倒したのは海軍というか海賊だ……。
たとえ最強じゃなかったとしても当時のインパクトはすさまじかっただろうな。
有色人種はどんなに抵抗しようと結局白人が勝つし、
殺しても、相手は人間じゃないから悪くない、という考えが普通な世界だったし。
戦闘後、舟が壊れて、海でおぼれかけるロシア兵を、国際法に則り、なるたけ救う。
東郷さん自ら、日本の病院にいたロシア艦長に私服でお見舞いして、お互いの健闘ぶりを称え合う。
ロシア艦長は「負けたのがあなたで良かった」と言ったそうだ。
東郷さんはやっぱりすごいよ。
長くてスマン(´・ω・`)
2009/02/11 Wed 23:52 URL [ Edit ]
おさかなくわえた名無
それ、違う。
「無敵艦隊」というのは、英国人が壊滅させた"後"につけた名前。イスパニア人自身がそう呼んでいたわけじゃないよ。
「無敵艦隊」というのは、英国人が壊滅させた"後"につけた名前。イスパニア人自身がそう呼んでいたわけじゃないよ。
2009/02/05 Thu 00:38 URL [ Edit ]
名無し超速報!
日本海海戦の勝利を腐したくて仕方の無い人がいますね。
でも、あなたがいかに認めたくなくても
二次大戦の戦勝国側ですら、海軍の教育で絶対に教えられる事例なんですよ。
あの自尊心の高い英国ですら、
自国の歴史上最大の勝利であるトラファルガー海戦の戦勝と並び称してるその事実だけで
ケチな批判が無意味であるのに気づいて欲しいものです。
でも、あなたがいかに認めたくなくても
二次大戦の戦勝国側ですら、海軍の教育で絶対に教えられる事例なんですよ。
あの自尊心の高い英国ですら、
自国の歴史上最大の勝利であるトラファルガー海戦の戦勝と並び称してるその事実だけで
ケチな批判が無意味であるのに気づいて欲しいものです。
2008/10/21 Tue 08:55 URL [ Edit ]
QQQQ
兵士の識字率=文盲度の差があったようです。それにしても、字を読めなくて、兵隊の訓練が出来たのでしょうか?そう言えば、幕末に日本に来たロシアのゴンチャロフの書いた日誌『水兵が字を学ぶ』ってのがありました。
2008/08/16 Sat 13:12 URL [ Edit ]
おさかなくわえた名無
バルチック艦隊最強なんて伝説に過ぎない。ロジェストウェンスキー自身、日本に勝てるとは全然思っていなくて、敗北を予期した手紙を家族に送ったりしている。東郷ターンも巷間言われているものと実際とでは随分違うもの。
2008/07/17 Thu 21:12 URL [ Edit ]
おさかなくわえた名無
まあ日本は公家と武士で官位が全く違ったんだから一般に知られてないのは仕方がない。
つーか公家の官位って犬猫にまで付くからなw
相応の身分がないと禁裏は立ち入り禁止の場所だったわけで、
帝が飼っているペットは下っ端役人なんかより遥かに高い官位だったりするw
つーか公家の官位って犬猫にまで付くからなw
相応の身分がないと禁裏は立ち入り禁止の場所だったわけで、
帝が飼っているペットは下っ端役人なんかより遥かに高い官位だったりするw
2008/07/07 Mon 10:12 URL [ Edit ]
おさかなくわえた名無
宿は親切のつもりでやったんだろーな。
「安い部屋を予約するなんて何かの間違いだろう。こちらで(貴族として本来予約されていてしかるべきはずの程度の)部屋を手配してあげよう」っつー。
まさにやりたい放題w
「安い部屋を予約するなんて何かの間違いだろう。こちらで(貴族として本来予約されていてしかるべきはずの程度の)部屋を手配してあげよう」っつー。
まさにやりたい放題w
2008/07/05 Sat 22:38 URL [ Edit ]
VIPPERな名無しさん
> まあ支払いを値切らないのが貴族の面子だしね。
本国はそうだとしても、外国人で今は違うっつってんのに、勝手に宿泊場所変えて金銭的負担を強いるのはさすがイギリスって感じだな。
やりたい放題っつーか、ワールド・イズ・マインの精神だ。
本国はそうだとしても、外国人で今は違うっつってんのに、勝手に宿泊場所変えて金銭的負担を強いるのはさすがイギリスって感じだな。
やりたい放題っつーか、ワールド・イズ・マインの精神だ。
2008/07/05 Sat 08:15 URL [ Edit ]
おさかなくわえた名無
まあ支払いを値切らないのが貴族の面子だしね。
現代の貴族が消えていくのは金銭問題が大半だし。
そら税金取れるわけでもないのにドデカい城なんか持ってたって維持できんわな。
現代の貴族が消えていくのは金銭問題が大半だし。
そら税金取れるわけでもないのにドデカい城なんか持ってたって維持できんわな。
2008/07/05 Sat 02:11 URL [ Edit ]
ヨノ
招待客に自腹切らせたのか、イギリスさんは・・・
向こうじゃ爵位持ち=金持ちって認識なんだろうか?
子爵ならこんなのはした金だろうみたいな
じゃなきゃ普通勝手に変更した側が宿代出すよね
向こうじゃ爵位持ち=金持ちって認識なんだろうか?
子爵ならこんなのはした金だろうみたいな
じゃなきゃ普通勝手に変更した側が宿代出すよね
2008/07/04 Fri 22:54 URL [ Edit ]
VIPPERな名無しさん
> 何より困ったのが、宿の部屋を勝手に最高級のものに変えられてしまうこと。
> 当初の予定の5倍近くの出費となってしまい、日本に帰ってから大変だった、
10万の予算だったら50万。
20万の予算だったら100万かかったのか!
迷惑すぎんだろっ!
> 当初の予定の5倍近くの出費となってしまい、日本に帰ってから大変だった、
10万の予算だったら50万。
20万の予算だったら100万かかったのか!
迷惑すぎんだろっ!
2008/07/04 Fri 09:22 URL [ Edit ]
れみんぐ
イギリスは必要以上に相手をほめる傾向がある・・・
敵対して負けても相手がすごいからだとにげられ、
勝った時にはそのすごい相手に勝った俺最高といえる、
そういうお国柄だとしてもだ。
褒めてくれてありがとう。
東郷さんについては勉強しておくと、海外で役に立つらしいですよ。
あと福沢諭吉とか。明治天皇とか。
明治の人たちってすごいよねぇ〜
敵対して負けても相手がすごいからだとにげられ、
勝った時にはそのすごい相手に勝った俺最高といえる、
そういうお国柄だとしてもだ。
褒めてくれてありがとう。
東郷さんについては勉強しておくと、海外で役に立つらしいですよ。
あと福沢諭吉とか。明治天皇とか。
明治の人たちってすごいよねぇ〜
2008/07/04 Fri 04:26 URL [ Edit ]
おさかなくわえた名無
2008/07/04 Fri 00:40 URL [ Edit ]
おさかなくわえた名無
系譜がはっきりした800年続く家系って、海外じゃそれだけで驚異的だからねえ。
以前の記事でも「オーストリア400年自慢を粉々にした京都1300年」とかもあるけど、
頻繁に戦争してそのたびに焼け野原になってたのが中世ヨーロッパだしな。
以前の記事でも「オーストリア400年自慢を粉々にした京都1300年」とかもあるけど、
頻繁に戦争してそのたびに焼け野原になってたのが中世ヨーロッパだしな。
2008/07/04 Fri 00:35 URL [ Edit ]
おさかなくわえた名無
イギリス海軍は、WW2のマレー沖海戦でレパルスとプリンスオブウェールズも日本海軍にやられてる。
戦艦vs戦艦じゃないけど、この戦いも歴史に残る戦いだね。
ちなみにプリンスオブウェールズとレパルスを沈んだ場所に、後日花束を投下した日本側のパイロットがおったそうな。相手の敢闘に騎士道精神を感じたのかな。
戦艦vs戦艦じゃないけど、この戦いも歴史に残る戦いだね。
ちなみにプリンスオブウェールズとレパルスを沈んだ場所に、後日花束を投下した日本側のパイロットがおったそうな。相手の敢闘に騎士道精神を感じたのかな。
2008/07/04 Fri 00:17 URL [ Edit ]
VIPPERな名無しさん
東郷ビールは存在しない
フィンランドの「提督ビールシリーズ」の中に東郷平八郎もラベルの一つになっているというだけ
敵のロジェストヴェンスキーのラベルもあるとか
フィンランドの「提督ビールシリーズ」の中に東郷平八郎もラベルの一つになっているというだけ
敵のロジェストヴェンスキーのラベルもあるとか
2008/07/03 Thu 22:41 URL [ Edit ]
おさかなくわえた名無
東郷平八郎は運がいいというだけで、連合艦隊を任された。 結果、海戦歴史に残る完勝
バルチック艦隊は日本に来るまでに、イギリス漁船を攻撃しイギリスと戦争寸前までいった。
イギリスの圧力で、航海中の補給が受けられない。
船に大量の石炭を積み込み(火災原因になった) 船ドッグにも入れず(船底に貝がつき性能が落ちる) 湿った石炭を供給され(煙突から黒煙が出るので、艦隊が発見しやすい) 黒色火薬を使用したので黒煙で攻撃が遅れ。乗組員は経験不足の上、長期航海で士気ガタオチ。
いろんな要素が重なったとしても、奇跡としかいいようがない勝利。
もしバルチック艦隊に負ければ、日本は制海権を失って日本は負けてたと予想する。
イギリス海軍が尊敬するのもわかる。
バルチック艦隊は日本に来るまでに、イギリス漁船を攻撃しイギリスと戦争寸前までいった。
イギリスの圧力で、航海中の補給が受けられない。
船に大量の石炭を積み込み(火災原因になった) 船ドッグにも入れず(船底に貝がつき性能が落ちる) 湿った石炭を供給され(煙突から黒煙が出るので、艦隊が発見しやすい) 黒色火薬を使用したので黒煙で攻撃が遅れ。乗組員は経験不足の上、長期航海で士気ガタオチ。
いろんな要素が重なったとしても、奇跡としかいいようがない勝利。
もしバルチック艦隊に負ければ、日本は制海権を失って日本は負けてたと予想する。
イギリス海軍が尊敬するのもわかる。
2008/07/03 Thu 21:47 URL [ Edit ]
おさかなくわえた名無
でも当時の世間的にはバルチック艦隊は世界最強と言われていたんだからその名を持った艦隊が負けたらそりゃあ驚くだろ.
東郷平八郎は少し調べたらすごいと一緒にアホだとも思えるようになるよ.
東郷平八郎は少し調べたらすごいと一緒にアホだとも思えるようになるよ.
2008/07/03 Thu 20:14 URL [ Edit ]
おさかなくわえた名無
へろへろで統率も取れてなかったとはいえ
アジアの未開の小国が
白人の大艦隊を壊滅せしめたってだけで
世界じゃ驚天動地だったんだろう。
イギリスは自国の漁船を沈められた恨みもあったし。
アジアの未開の小国が
白人の大艦隊を壊滅せしめたってだけで
世界じゃ驚天動地だったんだろう。
イギリスは自国の漁船を沈められた恨みもあったし。
2008/07/03 Thu 20:09 URL [ Edit ]
おさかなくわえた名無
バルチック艦隊との戦いの時には、日本艦隊に乗る予定だったヨーロッパやアメリカの観戦武官や記者団は逃げだし、3人の観戦武官だけが乗船した。
その中でアルゼンチンの観戦武官だったドメック・ガルシア大佐(後に海軍大臣)は装甲巡洋艦「日進」に乗り込み、日進の艦長らが負傷した後は国際法違反と知りながら砲撃の指揮を取っている。
その中でアルゼンチンの観戦武官だったドメック・ガルシア大佐(後に海軍大臣)は装甲巡洋艦「日進」に乗り込み、日進の艦長らが負傷した後は国際法違反と知りながら砲撃の指揮を取っている。
2008/07/03 Thu 20:07 URL [ Edit ]
おさかなくわえた名無
良い話だね。
イギリス人にそんなに尊敬されてるなんて・・・東郷平八郎がそんなに凄い人だったなんて知らなかったよ。
イギリス人にそんなに尊敬されてるなんて・・・東郷平八郎がそんなに凄い人だったなんて知らなかったよ。
2008/07/03 Thu 19:30 URL [ Edit ]
おさかなくわえた名無
「いいえ、あなたは子爵です。たとえ日本で貴族制度がなくなったとしても、
ここイギリスでは子爵の家の方は子爵なのです」
↑って事は、織田信成も……
ここイギリスでは子爵の家の方は子爵なのです」
↑って事は、織田信成も……
2008/07/03 Thu 19:07 URL [ Edit ]
VIPPERな名無しさん
細かい事だけどバルチック艦隊は最強でも何でもない
一流の兵士や艦船は旅順艦隊に集められていたから、バルチック艦隊はいわば二流。
一流の兵士や艦船は旅順艦隊に集められていたから、バルチック艦隊はいわば二流。
2008/07/03 Thu 18:12 URL [ Edit ]
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